全ての仕事が完了するまでの総作業時間(メイクスパン)を最小にするような仕事の処理順序と各仕事の割り当てる機械を決定するフレキシブル・ジョブショップスケジューリング問題に対して、機械の故障によるメイクスパンの遅延が発生しない頑健性、各操作の処理時間に遅れが発生しない安定性を持ったスケジューリングが提案されました。既存研究では、故障タイプを4タイプに分類し、各故障タイプで頑健で安定なスケジューリングが行われていました。既存研究に対する問題点として、想定と異なる故障が発生した場合、その故障に対して頑健性や安定性が保証されないと考えました。そこで私は、既存研究を拡張させた全ての故障に対して頑健で安定なスケジューリングの研究について取り組んでいます。