■■■ 新BI勉強会 第3回開催のご案内 ■■■

【テーマ】 「ヒトの歩行のモデリングによる解析、制御から疾患の理解まで」
 
【日時】 2006年4月15日(土) 13:30〜17:00 (講演会後に懇親会)
 
【場所】 京都大学 芝欄会館別館 研修室II
芝欄会館の場所、交通案内は以下をご覧ください.
  http://www.shirankai.or.jp/facilities/access/index.html
 
【共催】 21世紀COE「動的機能機械システムの数理モデルと設計論」
特定領域「身体・脳・環境の相互作用による適応的運動機能の発現」
 
【プログラム】 13:30 〜 13:35  挨拶

13:35 〜 15:15  講演1 「ヒトの歩行と姿勢の安定性とその崩壊」
野村泰伸(のむら たいしん)先生
大阪大学大学院基礎工学研究科
機能創成専攻生体工学領域生物工学講座バイオダイナミクス研究室
講演概要  ヒト二足歩行の機械的外乱に対する応答,左右独立型ペダル漕ぎ運動, 倒立振子を用いたバランス課題学習など,いくつかの身体運動動態の計測, データ解析,またこれらの動態を再現する数理モデルの構築を通じて, ヒトの運動の安定性について考察する.また,最もポピュラーな 中枢神経疾患であるパーキンソン病に伴う運動失調を運動の安定性の 崩壊として捉える試みを紹介する.また,適切なタイミングと強度を伴う 相動的な運動制御信号の生成が安定な運動を実現と崩壊に関与している 可能性を議論する.

15:30 〜 17:00  講演2 「大脳基底核-脳幹系のモデル化によるヒト歩行運動のリアルタイム制御」
富田 望 (とみた のぞみ) 先生
東北大学電気通信研究所
実世界コンピューティング研究部
講演概要  歩行系がリアルタイムに環境に適応するためには, 歩くことにより自分自身の神経生理学的/身体力学的な特性を変化させる機構が 必要不可欠である.脊椎動物の運動制御に関係する下行性投射路は 大きく2つのパスに分かれていることが知られており, それぞれ位相調節系・筋緊張調節系と捉えることができる. 即時的に得られる床反力情報を用いて身体の筋緊張レベルを調節し, 位相特性/力学的特性を変化させることで受動的な安定性が増加し, 様々な外乱に対する環境適応力が得られることを示す.

17:30 〜 19:00  懇親会
  • 会場: 吉田南構内 生協吉田食堂 1階
  • 参加費: 3000円 (学生の方は1500円)
  • 申し込み先: 稲本千尋, hqb00663 @ nifty.com
    (懇親会のみ、人数把握の必要上、4月12日(水)までに 参加申込みをお願い致します。参加費は、当日現金にて お支払いください。)
 
 
【問合せ先】 西川郁子 (立命館大学), nishi @ ci.ritsumei.ac.jp
  (アドレス収集を防ぐために`@'が全角に,またその前後に空白が入っています)